2006年07月の日記
なんか変な名前
在来木造工法では
従来は柱と梁、梁と梁、を接合するのに羽子板ボルトを
使うのが主流なんだけど、P邸では木材接合金物を
使ってみたんだよね。全ての接合部分ではないんだけどね。
今までは、木材に仕口(おすとめす)を加工して
そこを組み合わせた後に羽子板ボルトで締め付けて
いたんだけど、この接合金物は板状の金物と固定用の
ピンでとめるだけなんだよ。
今までよりも楽チンだな。とくに通し柱に使うと
とっても楽チンなんだよね。
この類の金物も最近は多くのメーカーが造っていて、
どこのものも似たり寄ったりなんだけど、今回使ったのは
「モッケン金物」というやつなんだよ。なんだかやぼったい名前だよな。他社のネーミングはね、何とかナックルとか、何とかロケット、何とかテックとかいうんだよね。
やっぱ、名前は大事だよね。
写真の金物に上から梁を落として、梁の穴と金物の穴にピンを通して固定するんだよ。
(2006.07.31)
なんだか、TVのリフォーム番組みたいじゃん
今日は、X邸の玄関ひさしの金属加工が終わったので、
塗装する前に設計の先生に見ていただきました。
このひさしは3_厚のステンレス板を
加工して作製したものです。
縦1.4m×横1.7mの三角形の形をしています。
重量約40kg
さて、これから塗装して、どうやって取付けっかな。
写真の左に写っているのは設計の先生です。
(2006.07.29)
穴があいてるねぇ。
あれぇ、穴があいてるねぇ。
不良品じゃないの?
いいえ、不良品ではありまっしぇん。
これは、屋根の瓦を葺く前の段階で
防水紙の上に瓦を引っ掛ける瓦桟という部材を
取り付けたところです。その瓦桟の下側に
所々に穴があいていますが、これは瓦の下に
入った水を軒先へと排水するための穴です。
瓦屋は『ウォーターホール』なんて呼んでました。
ただの穴なのによ。
(2006.07.27)
値段がなぁ
つい先日、Q邸の棟上をしましたが、
この家には一部分にパララムという梁が使われています。
これは木片を圧縮接着したもので
集成材よりも強度が高く、品質も均一なのですが、
値段が高いんだよねぇ。
カットサンプルの写真撮ったから見てみますか。?
(2006.07.26)
上から撮るんじゃねぇ
また、現場に怒声がひびきました。
本日はQ邸の棟上でした。そこの現場監督が以前紹介させていだだいたAなのです。
Q邸はTV番組の取材が入っていて、本日は棟上なので、
ハンディカメラで撮影が行われておりました。
そのカメラがなんと足場の上からAの頭頂部をロックオンしようとしていた、その時です。
『上から撮るんじゃねぇ。お前ら明日から来るんじゃねぇ。』
現場に怒声がひびきました。
今日の写真は柱です。柱に何か書いてありますね。
これは番付といって、この柱の平面上の位置を表しています。
「と又12」は と通りの又12番にこの柱を置けということです。
(2006.07.20)
また、初めてのことです。
またまた、初めてのことをやらせていただきました。
玄関のアプローチの階段の土留めを瓦でおさえて、
表面に那智石を並べました。
那智石の洗い出しはむか〜しむか〜しに見たことは
ありましたが、なんと我が社で施工するとは
思ってもみませんでした。
その上、両側を廃材の瓦でおさえるなんて、
この瓦はお客様に用意していただいたものですが、
約100年前の瓦ということです。
うーーむ歴史を感じるなぁ。
(2006.07.18)
輻射熱とは
今日、Z邸に蓄熱暖房機なるものが、
運搬設置されました。
なんでも、舶来製らしい、
そしてこの機械が冬季の暖房機器となるようです。
この箱の中に蓄熱体が入っていて、その蓄熱体を夜間電力で
暖めておいて、昼間に放熱するという仕組みになっている
らしい。その暖められた蓄熱体が放熱する熱を輻射熱とか
いうみたいです。燃料を燃やすのではないので、
二酸化炭素の発生が無いということです。
写真の機械は蓄熱体も含めて300キロ以上の重量に
なります。中央下の茶色い物体が蓄熱体です。この蓄熱体が
何十個も機械本体の中に納まります。
(2006.07.09)
撮影は
我が社の現場監督でAという人物が在籍しているのだが、
彼に対して職方は非常に気を使っているようだ。
というのも彼は毛髪が薄く、それを非常に気にしているようで、
『薄い』とか『眩しい』という言葉に異常に反応するのである。
だから、職人はいつも言葉を選んでAとコミニケーションをとらなくてはならないのである。
例えば、『薄い』ではなく『厚くない』
『励ます』ではなく『元気づける』
という具合である。
おまけにAの現場に入るときは、長かった髪の毛を
短く刈ってから、現場に入るようにしているらしい。
最近の職人は仕事の中味だけでなく
人間関係の方もなかなか大変なようである。
おっと、そういう私もこんなことをここに書いてることが
バレたら、ヤバい。ヤバい。
(2006.07.06)
頼んじゃ駄目だよ。
こいつはですねぇ。掘りごたつ用の座卓です。
杉のムク板で作製しました。大工さんに造っていただきました。厚みが60ミリです。
なかなかいいでしょ。
でもねぇ、良いことばかりではないのですよ。
まず、ムクなので、乾燥して割れる。
あとねぇ、腐ってたり、虫喰ってたりして
穴があるんですよ。
それとねぇ、重いんですよ。これが、
松なんかよりは軽いんですけど、絶対に一人では
移動できません。
ですから、あまりお勧めしません。皆、頼んじゃ駄目だよ。
(2006.07.03)
まつけむ じゃねぇよ。
これは、『まつけむ』じゃなくて、
『しょうえん』とよんでください。
何かっちゅうと、モルタルの着色剤らしいです。
色は真っ黒です。そしてとても細かい粉末です。
その真っ黒い粉をモルタルに混入して、
黒くするということらしいです。
なんでも、松の葉を燃やしてできたススらしい。
最近はそんなことやってんの見たこと無いしなぁ。
困ったなぁ。
実はお客様にモルタルに松煙で色をつけてくれと
注文をつけられたのですが、
なにしろ初めてのことなので、さっぱりわかりません。
左官屋さんも若い奴はそんなことは知らないみたいで、
どうしたらよいのでしょうか?
(2006.07.01)
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